4/28 しぜんB

高木です。

このクラスは前回は雨で外に行けなかったのですが、今日も朝から曇り空で、にわか雨も降ったりして、大丈夫かなと心配していたのが、クラスが始まる頃になると空が明るくなって、本当に良かったと思いました。みんなの祈りが通じたのだと思います。

最初にしぜん日記を発表してもらいました。
Noちゃんはガーデンミュージアムに行ったことを書いてきてくれていました。いろんな花があったのだそうです。撮ってきてくれた写真には、色とりどりのルピナスが咲いていました。しぜんクラス用のバインダーの見開きにもきれいな写真を貼ってくれていました。
また、Noちゃんが話していると、「わたしもこのあいだ行ったで!」と、Naちゃんもガーデンミュージアムのことについて楽しそうに話してくれました。しぜん日記を書くことは大切ですが、同時に、それはあくまでもきっかけで、そこからこういった話が膨らむことが、「クラス」として集まることの良さなのだと思います。
S君は四つ葉のクローバーを見つけたのだそうです。しぜん日記には、パブテスト病院の近くを弟とお父さんと散歩したときに見つけたと書いてくれていました。その大切なクローバーを、押し花にして持ってきてくれていました。紙を開けると、クローバーは二つもありました。二つ目は学校の休み時間に見つけたのだそうです。みんな「すごい!」と言って、驚いていました。
Y君は花壇でカブトムシの幼虫を見つけたことや、学校でオクラの種を触ったことを書いてくれていました。オクラの種はどんなものだったのか尋ねると、しぜん日記の絵を描く欄からはみ出して、ホワイトボードにも絵を描いてくれました。日頃よく見かける、野菜としてのオクラの六角形の断面図ではなく、表皮が分かれてそこから種がでてきているところでした。種に入った筋まで描いてくれていて、よく観察しているなと感心しました。
Mちゃんは小学校の関係で、しぜんのクラスに少し遅れていました。ある程度まで、みんなで話しながら待っていたのですが、それも時間いっぱいとなり、先に園庭に行って草花を見ながら待っていることにしました。少し経つと、Mちゃんが園庭に来てくれました。今週書いてきてくれていたしぜん日記は、あとで渡してもらいました。見ると、木イチゴのこととクワの実のことです。次回発表してくれるのが楽しみです。

今日は、はじめての屋外なので、森へ向かって散策して、「春」を見つけることにしました。
S君とNoちゃんは、家から植物図鑑を持ってきてくれていました。散策にも持っていって、途中で知らない植物を見つけたら、これで調べるのだそうです。自分から積極的に学んだことは、きちんと記憶に残りますね。
園庭で、白色に少しだけ紫と黄の入った、特徴的な花を見つけました。これは何の花か、ということになりました。さっそく図鑑を使って、調べてみることにしました。ページを繰るのはS君でしたが、その周りではみんなが見守ります。同じ絵の「シャガ」という花を見つけることができました。
また森の中では発芽したドングリをたくさん見つけることができました。「ここにある!」「せんせい、ここにもある!」と、みんなあちこちで見つけてくれました。
森の小道を歩いて、途中を右に折れて、ぐるっと回ってパブテスト病院の近くまでくると、S君がちょっと行ったところに小川があることを教えてくれました。行ってみると、その周りには、ワスレナソウやヘビイチゴの花がたくさん咲いていました。Mちゃんは植物にとても詳しく、他にも花の名前をたくさん教えてくれました。
みんな小川の上流の方まで行きたがっていたのですが、時間が来てしまいました。楽しみはまた次回にとっておこうと思います。