4/23 しぜんD

高木です。

今日はKちゃんが「しぜん日記」を二枚も書いてきてくれていました。
一枚には、ツツジをみつけて、ミツをなめたことを、もう一枚には、小学校で「はる見つけ」をして、「花にら」と「水せん」を見つけたことを、書いてくれていました。「はる見つけ」をしたときには、「さくらの花びら」が「ふわふわできもちよかった」のだそうです。挿絵にはその絵が丁寧に描かれていました。発表してもらおうとすると、すこし恥ずかしいようだったので、今回は私が代わりに読みました。すると、Kちゃんはそのときの様子などを話し始めてくれました。花にらはY君も知っているようで、「ほんとににらのにおいがするねんで!」と言っていました。

しぜん日記のあと、今日はロープ遊びをしました。
前回、みんなから、「木にひっかけてブランコみたいにしたい」というリクエストがあったので、今回はそれを採用したのです。
まずは教室で、ロープの使い方や、結び方について、プリントを使って説明しました。「もやい結び」でロープの一端に輪を作ったときには、みんな興味津々でした。T君は「カウボーイみたい」と言っていました。

さて、いよいよブランコにできるような木を探しに出発です。
校舎を出てすぐのところで、タケノコをみつけました。T君は力を込めてそれを抜いて、土のうえにそっと置いていました。
また、石段の途中でツツジをみつけました。Kちゃんのしぜん日記にあったように、みんなでミツをなめました。
石段から脇へそれた細い道で、背丈の低い竹の兄弟もみつけました。まだ細く、みんな珍しがっていました。
森へ入ると枯れ葉のあいだで、軍隊アリがせっせと働いていました。だいたいいつもY君が見つけて、T君とKちゃんが気持ち悪がりながらも「どこ?」と言って寄ってくるパターンです。
ブランコの座席になるような丈夫な枝は、みんな常に探し続けています。乾燥して脆いものが多かったのですが、そのなかから見つけた丈夫な枝は、みんな両手にもって歩きます。
このほかにも、ブランコになるような木を探しながらも、いろんなところを歩いて、さまざまなものを発見しました。

森のすこし奥へ行ったときのこと、「あ! この木いいかも!」と、とうとうブランコができそうな枝振りの木を発見しました。場所も安全そうです。
それで、すぐにでもロープを吊るして遊ぶのかと私は思っていたのですが、なかなか彼らは周到です。ロープを木に吊るすためには、まず木に登らなければいけない、でもどうせ木に登るなら、木の股に段々に水平に枝を渡して階段ばしごのようにすれば、安全だし、なによりツリーハウスを作るようで楽しい。
というわけで、改めて、そこに架け渡せるような木を調達するために、みんな嬉々として出かけました。
すこし経って、森の奥で、T君が、かなり丈夫そうな枝を発見しました。これなら乗ってもびくともしないはずです。それを担いでもって帰って、架けてみると、ぴったりです。みんなその上に座ったり、雲梯のようにぶら下がったりして、ひとしきり遊びました。

しかし、ほかにも何段か枝を架けた頃に、時間があと15分しかないことに気づきました。
それで、本格的にブランコをするのは次回にするにしても、どんな風に作ることができるか、試しにロープを吊るしてみることにしました。すると、けっこう木もロープも丈夫で、ひとまずターザンのようにしてぶら下がることができました。T君が結び目のとっかかりを作って持ちやすくして、小枝を上手くロープの先に結んで座る場所も作ってくれました。Y君、Kちゃん、T君は、競うようにして交替でそれにぶら下がりました。
いつまでもここに居たいようで、なかなか帰る気になってくれませんでしたが(笑)、木や材料も見つけたことですし、次回は本格的にブランコを作ることをお約束して、今日はお山を下りることにしました。