4/14 しぜんB

高木です。

今日はしぜんBの初日なのに、あいにくの雨で、ちょっと残念に思いながらお山に登ったのですが、子供たちはそんなことまったく気にしていないかのようにパワー全開で、なんだか逆に元気をもらってしまいました。

初回なので、しぜんDのときと同じく、自己紹介から始めました。ホワイトボードにそれぞれお名前を書いてもらったのですが、子供たちの心のこもった丁寧な字に驚きました。またNaちゃんが、持ってきていた小さな白いゴマフアザラシの子のぬいぐるみの分まで自己紹介してくれたのが、印象的でした。「わたし南極が好き!」と言うときNaちゃんは、ゴマフアザラシになっていました。

自己紹介が終わって、しぜんDで読んだだのと同じ文章(全文は〈http://www.kitashirakawa.jp/yama/log/eid1750.html#sequel〉を参照)
を読みながらクラスの方向性を確認した後、今日はMちゃんが書いてきてくれていた「しぜんにっき」を、本人に発表してもらいました。「しぜんにっき」というのは、上の文章でも説明していますが、日頃見つけたり調べたりした「しぜん」について文章や絵で表現してもらうものです。
Mちゃんは「ロゼット」と「冬芽」について調べてきてくれていました。「ロゼット」とは、タンポポなどにみられるように、葉が放射状に広がっているもののことをいうのだそうです。とてもわかりやすく、丁寧な発表でした。
Mちゃんが発表している間、ほかのみんなは発表を静かに聞いていました。バラ(「ローズ」)の花の花弁のように葉が広がるから「ロゼット」というのだと言いながら、Mちゃんがホワイトボードにバラの花の絵を描いて説明してくれたとき、それをみていたS君も「ぼくもかける!」と言って、バラの花をその隣に描いてくれました。どちらのバラも、素敵なバラでした。

15分ほど時間が余ったのですが、雨なので、教室の中で「しぜん」に関する本を読みました。今日は『あめの ひ だいすき』(バレリー・ゴルバチョフ=作)という絵本を読みました。野うさぎたちが、雨の日に、どこにも遊びにいけない代わりに、さまざまな空想旅行を楽しみ、そうしているうちに、本当に雨が上がって、水たまりの森を走りまわり、最後に虹を見つけるという物語です。雨の日には雨の日だけの自然の楽しみ方があるものです。ユーモラスな本だったので、みんなときどき笑いながら、でも真剣に読むことができました。森で「くろひょう」が登場したとき、S君が動物事典から「くろひょう」を探してくれたり、南極に行ったときには、Naちゃんが「あ! 南極や!」と、さっき話題になったゴマフアザラシの好きな場所が登場したことに喜んでいました。