岸本です。
先週は私の出張のためお休みとしましたが、その出張で行ったイギリスについて、英語の勉強もかねてはじめに紹介をしました。
それから、いつものリスニングと単語、文法の問題に取り組みました。
まず、現地で購入した子供向けのロンドン地図を見ながら、ロンドンの観光名所を探していきました。
ビッグベンやバッキンガム宮殿、ロンドン・タワーなど、有名な観光地のイラストとともに、その名がアルファベットで記されています。
最初は大変そうに読んでいた生徒さんたちでしたが、次第に慣れてきたのか、目についた道や公園の名前などをどんどん読み上げ、時には意味も考えてくれました。
例えば、「King’s Road」は直訳すれば「王の道」となりますが、それはバッキンガム宮殿につながる道だからですね。
「訳すると変な名前だね」という感想が聞かれましたが、すぐにもう一人の生徒さんから、「でも京都の道の名前もよく考えたら変だよ」と言ってくれました。
確かに、「御池通り」を無理やり英語に訳すと「the Pond Street」となるかと思いますが、英語圏の人が聞いたらどう思うのでしょうか。
異文化に触れることで、自分たちのことをさらに知るという、よい経験になったでしょう。
さらに、イギリスの写真を見せながら、中学生の学力でも読めるような標識や看板を読んでいきました。
日本にないものとして、横断歩道の手前に「LOOK RIGHT」や「LOOK LEFT」などと書かれています。
自分たちの現在の力でも本場の英語がわかるという経験は、生徒さんの英語へのモチベーションを上げてくれるでしょう。
いつか、海外に行く時のためにも、この山の学校で基礎をしっかり勉強していくことが大事なのです。
そのあとから、まず中学生はリスニングに取り組みました。
長文を聴く問題でしたが、半分ほどはできていました。
前回よりはよくできていましたが、やはり文中に答えが明言されず、状況や他の手掛かりから考える問題は、まだ難しいようです。
まずは、質問文で尋ねられていることを理解し、そのうえで尋ねられている内容を本文中から聴き取れるようにしてください。
それから行った単語の確認は大体できていましたし、比較のプリントも基礎は大丈夫なようです。
今回解けなかった部分は、また来週の課題としましょう。
高校生は、単語の確認を行いました。
よく訳せていましたが、熟語や慣用句の訳はまだ不慣れなようです。
例えば、「remind A of B」は「AにBを思い出させる」、「as possible」は「できるだけ」、「by chanse」は「偶然に」となります。
例文を通じて、このような表現にもついていけるようにしてください。
次回は、2/15(金)20:10~補講を予定しています。どうぞよろしくお願いします。
今やっている勉強の向こうに開かれた世界がある、と実感できることは大きな意味があることだと思います。先生も貴重な経験をしてこられたと思いますが、この日の生徒たちも、英語を学ぶことの意味をそれぞれなりに感じ取ったと思われ、貴重な時間を持つことができたと思われます。ありがとうございました。