岸本です。
今日は前回の続きとして、無生物の擬人化とそれらによる「勝負」を、自分なりに表現してもらいました。
前回は巌谷小波の『三角と四角』という、物を擬人化した物語を読みました。
そこで今回は、それを参考にして、無生物や動物を擬人化し、さらにそれらのライバル関係をめぐった「勝負」を、生徒さんに書いてもらいました。
そこで今回は、それを参考にして、無生物や動物を擬人化し、さらにそれらのライバル関係をめぐった「勝負」を、生徒さんに書いてもらいました。
ある生徒さんは、「人とサルの知恵比べ」を書いてくれました。
サルが「社会にはでられない」という状況を想定し、それゆえに人に並ぶ知識を得られないという点で、人に軍配を上げました。
人とサル以外にも、ほかのキャラを登場させたのはよかったです。
別の生徒さんは、「ボールとバット」の勝負を描きました。
「ヒット」と「三振」、それぞれ達成したときの気持ちよさを述べた後、直接対決では「冷静なバット」がボールをスタンドに運んでいきました。
ボールとバットの直接対決という、無生物ならではの展開は面白いお話でした。
もう一人の生徒さんは、「テニスのサーブとレシーブ」についての議論を欠いてくれました。
「レシーブ」は早いサーブが打てないという主張をしましたが、テレビでウィンブルドンを見ているという状況を生かして、プロのサーブは早いと「サーブ」が反論し、勝利します。
もはや物ではなく、技同士の対決でしたが、状況設定もあわせてよくできていました。
春学期は、基本的に短編の小説を読み、それに応じて感想文やいろいろな表現方法に挑戦していきました。
これを通して、自分なりの「ことば」の表現を見つけてくれればと思います。