岸本です。
前回の続きとして、物語に「ツッコミ」を入れる作文を書いてもらいました。
先週読んだ芥川の『猿蟹合戦』ほどではなくてもよいですが、現代の常識から見れば思わず疑問に思う点に対して、生徒さんから「ツッコミ」を入れてもらうのが、この作文の面白いところです。
今回はある生徒さんの例を紹介します。
この生徒さんは『桃太郎』を選び、「桃太郎がなぜ桃太郎と呼ばれたのか」という根本的な点に「ツッコミ」を入れてくれました。
彼によれば、桃太郎は知られているように「桃から生まれた」のではなく、「桃と一緒に見つかった」のではないか、ということでした。
現実に即して、自分なりの解釈をしっかりとしていたのが面白かったです。
同級生からさらに面白いツッコミが入ったものの、作文自体は私の意図を汲んだとても良いものだと思います。
他の生徒さんも『かぐや姫（？）』や『ドラえもん』などを題材に突っ込みを入れてくれました。
残念ながら完成には至らなかったので、来週は時間を見つけてその作文を完成させたいと思います。