4/13 中学ことば

高木です。
本年度もどうぞ宜しくお願いいたします。

このクラスは、前年度に引き続き、主に作文に取り組みます。
生徒は、前年度から持ち上がりのK君と、新入生のA君、H君の3人です。
昨年度と同様、「対話」と「推敲」に重点を置きながら、
文章を書くことの喜びに触れられるようなクラスを目指します。

今日は初回なので、最初に、自己紹介をしてもらいました。
自分の好きな本も、簡単でいいので紹介してほしい、と伝えると、
突然の提案にも関わらず、それぞれきちんと、
あらすじや、自分が良いと思ったシーンなどを紹介してくれました。
(私も、サン=テグジュペリ『星の王子さま』のキツネの話を紹介しました。)
初めての顔合わせなので、それまで若干の緊張がみられていたのが、
好きな本の話になると、次々と言葉が生まれ、対話が生まれ、
教室の雰囲気が緩やかになっていくのが印象的でした。

その後、クラスの取り組みの流れ
(読む/観る/聴く → 対話 → 作文 → 発表/互評 → 添削 → 清書)
を簡単に説明してから、
今回は、自己紹介文を書いてもらいました。
「自己紹介文」というのは、簡単そうで、本気で書くと、実は難しい文章です。
なぜなら、書く題材が「自分」であり、
また、書こうと思えば際限なく書けてしまうからです。
起承転結がつけづらく、どこで終わったらいいのか分からない。
しかし、それだけに、取り組みがいのある、永遠のテーマです。
自己紹介文を書く、ということを伝えた時点で、
残りの授業時間はちょうど半分、40分もありましたが、
終了時間まで、みんな黙々と文章を書き綴ってくれました。
来週、それぞれに発表してもらうのが、楽しみです。