岸本です。
今年度最後のクラスとなったこの時間に、冬学期の後半をかけて書いてきた作文を、遂に完成することができました。
まだ手直しできる部分は多々ありますが、十分立派な作文ができたと思います。
今回特に話題となったのは接続詞で、「だから」と「なぜなら」の区別を説明しながら、意識して使い分けるようにしてもらいました。
「だから」は前文に原因などがあり、その結果を示す文をそれに接続させます。
「なぜなら」は前文に結果があり、その理由を示す文をそれに接続させるのです。
またよく使う「だから」系の接続詞のバリエーションとして「ゆえに」や「その結果」、「なので」、「よって」などを紹介し、語の重複を避けるようにしました。
最終的に3枚と半分(1300-1400字程度)に至る長めの作文が完成しました。
生徒さんによると、これほど長い作文を書いたのは初めてかもしれないということでした。
長い作文は書くのが難しいですが、今回やったように設計図を用いて、先に自分の考えを整理しておくことが重要です。
ということで、残った20分ほどを使って、今年度の「ことば」のクラスについて短い自由作文をしてもらいました。
もちろん設計図も書きます。
最初は、「無理だ」と表情で訴えていましたが、案外できるものです。
きっかり時間内に書き上げてくれました。
まず考えを整理して、文章で表現するということがうまくできた結果ではないでしょうか。
内容を読むと、一年間よくがんばってくれたことが伝わってきました。
その内容は、これからのクラスに生かしたいと思います。
ことばのクラスもこれで最後ですが、私にとっても「ことば」と向き合う機会を与えてくれた、とても勉強になった有意義なクラスでした。
生徒さんにとっても、本を読み、内容を理解し、考えていることを文章にするという経験ができたことは、必ずやこれからに生きてくることだと、私は考えています。
余談になりますが、お菓子わざわざありがとうございました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
充実した取り組みとなったことが十分伝わってきます。今回の取り組みは後になるほど大きな自信の糧となり、文章をかくたびに力強く励ましてくれることでしょう。