岸本です。
今日は、『のろわれた山荘』の読解と漢字迷路、そして物語作りに取り組みました。
前回は読めませんでしたが、今回から『のろわれた山荘』を再び読み進めていきます。
今日は第二章「夜の訪問者」を読みました。
夫を殺したマーガレットは証拠隠滅を図りますが、ちょうどそのとき、宿を訪ねてくる人がいました。
マイク・シェルダンという新聞記者で、道に迷ったので泊めてほしいというのです。
彼を夫が雇った私立探偵だと疑うマーガレットは、なんとか拒否しようとしますが、あまりにしつこいと逆に疑われてしまうと思い、彼を泊めることにしました。
シェルダンに注意を払ったマーガレットですが、彼の部屋の名前を間違ってフィリップの部屋「マスの間」と言ってしまいました。
まだ死体がのこっている部屋を見られてしまえば、一巻の終わりです。
シェルダンが部屋に入る直前、悲鳴をあげながらマーガレットが彼を制止しました。
部屋に入るのを阻止することはできましたが、彼に疑いを持たせてしまったのではないかと、マーガレットはぞっとするのです。
子供さんには、いつもどおり音読をしてもらい、そのあと語句の解説や内容についての質問を私からしていきました。
この章では、マーガレットの心の動きを追うことが重要です。
なぜ、証拠隠滅を図ったのか、シェルダンについてどう思ったのか、自分のミスをどう感じているのか、短い章でしたが、彼女の心情はめまぐるしく変化していきます。
自分ならどう思うかを考えてもらいながら、読んでみるとおもしろいかもしれません。
その後、漢字の迷路に挑戦しました。
久しぶりでしたが、よくできていました。
出来上がった漢字を組み合わせて熟語を作る問題では、「想」と「思」の組み合わせに悩んでいましたが、「思想」という熟語を思いついてくれました。
聞きなれない言葉だったようなので、意味の解説も加えました。
これを機に、語彙のレパートリーを増やしていきましょう。
残りの時間は物語作りに取り組みました。
前回は、初めての戦いとライバルとの出会いを描きました。
そこで、今回はその後の展開を考えていきます。
子供さんは、ライバルの名前や特徴を考えてきてくれました。
「とうま」という名前で「馬のように足が速い」という特徴です。
漢字については漢字字典を調べて、「燈馬」としました。
ライバルとの出会いでやる気を出した主人公の清太と、その燈馬が、森や草原で出会ったゴーストやモンスターとどのように戦い、倒していくのか、子供さんのアイディアを整理しながら書いていきました。
その過程で、この異世界の地図も大まかに決まってきました。
それぞれ物語の場面となる「林」・「森」・「草原」・「山」の位置関係などを、子供さんは説明しながら書いてくれました。
少し時間をオーバーしましたが、なんとか中盤までの流れを決めることができました。
来週はいよいよクライマックスの部分について、一緒に考えようと思います。