岸本です。
新年あけましておめでとうございます。
今日は、第五章「ヨーロッパをゆく」の後半部です。
内容としては
ドイツ語(ウィーン・大学のドイツ語)
北欧の言語(ノルウェー語・スウェーデン語・サスペラント)
イタリア語
というラインナップです。
そして早速、やってきてもらった要約の添削を行いました。
以前より、内容を凝縮して、大事なキータームをうまく拾えていたと思いますし、文体もより整理されていたのは良かったです。
ただ、内容として該当箇所にないことを付け加えているなどの点が見受けられたので、内容の整理の仕方として、段落ごとに要約してからまとめる方法を勉強しました。
それを生かして、もう一度別の箇所を要約してもらいました。
二回目と言うこともあり、段落ごとの要約はできていましたが、その後の整理がうまくできていなかったように思います。
例えば同じ内容の箇所を別々にするのではなく、まとめてしまうのが良いでしょう。
今回の勉強を生かして、来週も同様に要約をしてきてもらうことにしました。
最後に、読んだ箇所に対して、自分の意見を書いてもらいました。
今回は、「サスペラント」というスカンディナビア航空という会社(SAS)で自然に形成された、三言語(ノルウェー語・スウェーデン語・デンマーク語)の人工混成語に興味を持ったようで、それについての疑問点を提示し、またそれが形成された背景を考察していました。
理由を表す語の明示(なぜなら・~からだ、など)といった作文的な添削を行ったところで、時間が来てしました。
来週は第六章「新世界とオセアニア」の全部を扱う予定です。
この調子でいけば、1月いっぱいでこの本を読み終えられそうです。
その後は、一ヶ月ほどかけて、感想文のようなものを書いてもらう予定です。
今年もよろしくお願いします。
日本では言葉の表現「技術」についての指導がほとんどなされていません。また、大学入試をみても、ほとんど表現技術は問うところではないようです。しかし、重要なことに間違いはありません。このクラスのやりとりを拝見していると、スポーツでいうところの「手取り足取り」のきめ細かい技術指導がなされています。生徒も充実した手応えを感じていると思います。また、それだけのやる気も見せてくれていますね。