岸本です。
冬学期が再開し、今回が2013年最初のクラスでした。
今日は、ことばの連想ゲームやことばのパズル、そして物語作りの続きに取り組みました。
本当は、前回から始めた『のろわれた山荘』を読む予定でしたが、子供さんが本を忘れてしまったということで、急遽べつの取り組みを行うことにしました。
それは、冬休みを振り返ってもらいながら、「クリスマス」、そして「お正月」から連想されることばを多く見つけるというものです。
例えば、前者なら「サンタクロース」や「クリスマスツリー」、後者なら「初詣」や「お年玉」がありますね。
子供さんは、「クリスマス」より「お正月」のほうがなじみがあるようで、すぐに「鏡餅」や「お雑煮」など10以上のことばを挙げてくれました。
「紅白歌合戦」や「大そうじ」といっったものも、子供さんにとってお正月の行事の一つのようです。
一方で、「クリスマス」ではなかなかことばが思いつきませんでした。
それでも、イメージカラーとしての「赤・白・緑」や、実際にもらった「プレゼント」を挙げていました。
また、そのプレゼントをもらう心の様子から、「ドキドキ」ということばを挙げていたのが印象的です。
最終的に全部で40近いことばを思いつくことができました。
一つのことばから、どれだけ世界を広げられるか、意外に想像力を使ったゲームでした。
後半は、まずことばのパズルに取り組みました。
体の一部を使った慣用句を答える問題では、「血も涙もない」や「腹の虫がおさまらない」といった有名なものだけでなく、「額を集める」といったあまり聞きなれないものまで、意味を手掛かりにきちんと答えられていました。
パーツを組み合わせて漢字を作る問題も、久しぶりですこし悩んだ部分もありましたが、最終的に全問正解してくれました。
その後、物語作りに取り組みました。
前回は、お話の流れを起承転結に沿って考えていました。
「起」の部分は完成していたので、今回は「承」の部分を考えてくれました。
生徒さんは、ここでライバルの設定を追加しました。これで、主人公の気持ちの動きがわかりやすくなりました。
そのライバル登場と絡めて、初めて怪人と戦う場面を考えてくれました。
時間があまりありませんでしたが、異世界に来てから最初の戦闘を経て、ライバルと出会うまでの流れを書くことができました。
子供さん自ら、白紙にお話の流れをチャート式に書くなど、工夫が見られたのがよかったと思います。
来週は、「転」の部分までお話の流れを決める予定です。
また、今回できなかった『のろわれた山荘』も読めればと思います。