この冬期講習では、夏休み以降に習ったことの総復習をしました。
まず二次関数です。準備運動としてf(x)という表記について確認しました。この表記はf(-3)のような使い方ができるので便利です。意外とこのf(x)の表記でつまづくことが多いので最初に確認しました。
次に平方完成です。これは平行移動という理屈も実際の式変形の作業もややこしいので大きな山場なります。練習問題ではいくつか間違いやすいパターンが浮き彫りになりました。
x軸との共有点の話から二次不等式まで進みました。二次不等式は二次関数のグラフを想起しながら解くのが確実です。慣れれば式変形のように解くこともできますが、あくまでも二次関数のグラフが背後に隠れています。
後半は三角比をしました。三角形の三角比(90°まで)はイメージがわきやすいのですが、三角比を90°を超えて拡張するとややこしくなります。特にsinθ=1/2となるθを求めよと言われたら、30°と150°の二つを忘れずに答えなければなりません。
つまづきやすいところはだいたい決まっているので、長期休暇ごとにこうした確認をしておけると、いざ入試の際にも思い出しやすくなることでしょう。