1212 英語一般(講読)

今回から本文に入りました。1回で1章を目安にしています。

 

範囲を区切って交代に音読しながら、疑問点を出し合う形で進めています。

 

ちょうど第1章は主要人物の紹介になっています。ペチュニアおばさんはおいのハリーには冷たい一方で息子のダッドリーには非常に甘いです。

 

We must feed you up while we’ve got the chance… I don’t like the sound of that school food…

 

英国の給食事情はよくわかりませんが、よくないと聞いても驚きはしません。このように言うということは、ダッドリーも全寮制の学校に通っていて夏休みの今だけ家に帰ってきているということでしょうか。

 

ハリーは魔法使いですし、魔法使いの中でも普通ではありません。

 

he was as not normal as it is possible to be.

 

直訳すると「彼はあり得るほど普通ではなかった」になりますが、「彼はとても普通ではなかった」くらいの強調の意味で捉えておけばよいでしょう。

 

しかしハリーは夏休みにマグルの世界にいる間は魔法を使うことが禁じられています。そのことをダーズリー家の人たちには言っていませんが。

 

he(Harry) knew it was only their terror that he might turn them all into dung beetles that stopped them locking him in the cupboard under the stairs with his wand and broomstick.

 

構文が複雑です。1つ目のthatはterrorの中身を説明する同格のthatで、2つ目のthatはit was ~ that … の強調構文です。それを踏まえて直訳すると、「おじさんとおばさんが杖やほうきといっしょに自分を階段下の物置に閉じ込めることを思いとどまらせているのは、フンコロガシに変えられてしまうかもしれないという恐怖でしかないということをハリーは知っていた。」になります。

 

それでもハリーは魔法を使うと見せかけてダッドリーを怖がらせるのを楽しみにしています。もっともダッドリーがお母さんに言いつけて、ハリーは掃除をさせられることになりましたが。しかもその日は来客があり、ハリーは物音を立てないでそこにいないふりをしなければなりません。ひどい誕生日です。

 

悲しいやらみじめやらでベッドに突っ伏すと、そこにはすでに誰かがいました。

 

という気になる展開で1章は終わりです。年明けから2章に入ります。