浅野です。
Tさんは学校での試験という機会を活用して数学の問題演習を続けました。本当によく努力していることが伝わります。できなかった問題があればなぜできなかったのかをしつこく自ら問うことです。例えば今回だと3点が一直線上にあることをベクトルで示す問題で実数倍に持ち込むという発想まではわかったけれども始点の設定がまずくてうまくいかなかったので解けなかったという問題がありました。このように問題点をはっきりさせておくと、次からはベクトルの問題では始点をうまく選ぼうと意識することができます。
Kさんは積分の計算小テストに備えました。微分と違って積分にははっきりとしたやり方ががあるわけではありません。経験則によるところが大きいです。有理関数では分子の次数を下げるか部分分数分解をする、無理関数では置換積分を考える、微分しやすい関数と積分しやすい関数との積なら部分積分を考える、三角関数なら三角関数の式変形をしてから考える、といった経験則です。これらをこの日に伝えました。