岸本です。
遅ればせながら、このクラスも冬学期が始まりました。
冬学期は、本を読むことを継続しながら、もう一つのメインとして物語作りに取り組んでいこうと思っています。
今日も、主にその二つに取り組みました。
秋学期には『マツの木の王子』を読み終わりました。
そこで、冬学期は新しい本に挑戦します。
子供さんが選んでくれたのは、P.マガー(福島正実訳)『のろわれた山荘』(国土社、1995年)でした。
分量は『マツの木の王子』と変わりませんが、内容は推理小説ですので、文章を正確に理解することがより重要になってきます。
今日は、事件の始まりである第一章を読みました。
おもしろいのは、事件を起こした犯人が最初から描写されているところでした。
最後に犯人がわかる普通の推理小説と違うことは、子供さんも気づいてくれました。
ということで、はじめから犯人が犯行に至った動機や、犯行に至るまでの心情の変化が描かれていました。
子供さんに音読してもらった後、「なぜ事件を起こそうと思ったのか?」、「最初は犯行をためらっていたのに、どうして実行したのか?」など、重要な点を口頭で確認していきました。
子供さんはきっちりと理解できていました。
冬学期中に読み終われるよう、次回から読み続けようと思います。
続いて、漢字の迷路を行いました。
春・秋と通じてやってきたため、もうすっかり得意になったようで、最近気になったニュースの話をしながらでも、すらすらと解けていました。
それから、残った時間で、物語作りに取り組みました。
秋学期に、登場人物や世界観の設定を考えてもらいました。
そこで、今日は大まかなストーリーを作ってみました。
子供さんは前半部のストーリーを、異世界にやってきた主人公が、さまざまな敵と戦うというように示してくれました。
それに対して、私からは主人公が異世界にいくきっかけはなんだったのか、異世界では何のために戦おうとするのかなどの質問をし、それを受けて子供さんがさらにストーリーを深めていってくれました。
つい夢中になって、終了時間を少し過ぎてしまったのが反省点です。
今日から始まった冬学期ですが、今月はもう終わりです。
来年には完成するであろう物語を楽しみにしたいですね。
それでは、よい年末年始をお過ごしください。