0127 高校数学

浅野です。

Sさんは過去の自分と比べると確実に進歩しています。今では少し説明をするとすぐにその先まで理解してくれます。今回は手薄だった複素数について基本的な説明をしたのですが、解と係数の関係などはすでに理解済みだったので話がはやかったです。

しかし問題を解き慣れていないのが心配です。もっと時間があれば問題をひたすら解くのですが、入試までには時間がほとんど残されていません。その場で解法を思いつけばそれでよし、思いつかなければ仕方がないと現時点では割り切るしかないでしょう。

Uさんにはいつもの計算練習として、積分の計算を出題しました。最初に形を見てどの手段を用いるのかを決めるのが一番難しいです。分数式なら部分分数分解で分子の次数を下げる、三角関数は加法定理などでなるべく三角関数の変形に頼る、ルートが含まれるものは置換する、∫g(x)g'(x) dxの形になれば置換積分の逆、∫f(x)g'(x) dxなら部分積分といった具合です。もしかするとはっきりとした見分け方があるのかもしれませんが、慣れてしまったほうが早いでしょう。