西洋の児童文学A(狩野仁先生より)

福西です。

「西洋の児童文学A」担当の狩野仁先生より、メッセージをお預かりしました。紹介します。

本クラスでは、1冊の西洋の小説を受講生の皆さんと輪読していきます。

現在は、ミヒャエルエンデ『モモ』を読んでいます。全21章ある内の16章まで読み進めてきました。物語も佳境に差し掛かりました。主人公モモと時間泥棒である灰色の男たちとの最終局面を見届けます。

このクラスの1番の特質は、1冊の小説を、じっくり時間をかけて読むことができることです。小説を声に出して読んでいくと、自分の知らない言葉や表現などとたくさん出会います。その言葉たちと出会う度に1歩立ち止まって、主に辞書を使ってひとつずつ調べていきます。ひとつの作品を精読していき、言葉とどんどん出会っていきましょう。

また1章を読み終わるごとに、その章の要約をみんなでしていきます。物語を読み込んで理解する力だけではなく、自分の言葉で文章をまとめる力、他者に内容を説明する力も身につけていきます。

『モモ』を読了した後、次の小説はコナンドイル『緋色の研究』を予定しています。シャーロックホームズシリーズの第一弾。ミステリ作品の金字塔です。少し難しい表現などもあると思いますが、ゆっくり読んでいきたいと思います。

 エンデの『モモ』のつぎは、ドイルの『緋色の研究』を読むとのこと! 読書のワクワクを応援します。ぜひご参加ください。