
福西です。新クラスの紹介です。
『漢文講読Ⅰ』
日時:火曜20:10-21:30
講師:斎藤 賢
テキスト:『神異経』(講師が用意します)
講師からのメッセージ:
この授業では、漢文の世界に親しむことを目的として、中国古代の志怪小説を読み進めていきます。漢文と聞くと、漢字だらけの堅苦しい教訓話というイメージがあるかもしれませんが、実はもっと奥深く、生き生きとした世界がそこには広がっています。
志怪小説は「怪を志(しる)す」という名前通り、中国古代の不思議な出来事を書き記したものです。例えば『捜神記』などは、幽霊や怪物などに関する不思議な物語をたくさん記録しており、日本でもよく知られているのではないかと思います。今回は、そのような志怪小説のなかでも、特に『神異経』を取り上げて読み進めることにしましょう。
『神異経』は地理的位置を基に古代中国の四方を区分けし、それぞれの項目では各地の神話的・伝説的存在や、奇怪な動物や不思議な植物といった、想像力を刺激する驚くべき内容を記しています。このような形式・内容は中国の現存最古の地理書と言われる『山海経』から影響を受けたものでしょうが、本書はその『山海経』にも劣らぬ驚異の数々を読者に提供してくれることと思います。また、『神異経』読了後は、海内十洲記や洞冥記など他の志怪小説も読み進めていく予定です。
本授業の進めかたについてですが、受講生には事前にテキストを予習してきてもらい、授業時には訓読→現代日本語訳の順番に読み上げてもらいます。その上で、講師からコメントや補足をするという形になります。テキストは講師から配布しますので、ご自身で準備していただく必要はありません。
なお、本授業はZoomで実施しますので、遠方にお住まいの方でも安心してご参加いただけるかと思います。
(斎藤 賢)
このチャンスに、ぜひご参加ください! 今からでもお申し込み、お受けしています。(>こちらのフォームメール)