中学英語

山下です。
秋学期からの参加者が増え、「中学英語」のクラスがさらに活気づいてきました。

やることはいつも同じです。昨日、中1生は「1学期の復習」、「2学期の復習」のどちらかを選んで問題に取り組んでもらいました。

進度が早い生徒は「1学期の復習」を繰り返したあと、「2学期の復習」に進みました。

進度がゆっくりの生徒は前者のみ反復しました。

Are you…? かDo you…? か、何度も問題を解いているうちに飲み込めます。

冠詞が抜けたら赤字でチェックを入れます。クエスチョンマークが抜けても同様です。

慣れないうちは、1枚のプリントに取り組むと、赤字だらけになるものです。

そういうとき、新たなプリントに挑戦する前に、白い紙を渡し、「清書」してもらいます。

赤字だらけの問題の正解をもう一度丁寧に書き出してもらいます。

これはだれがやってもそうなりますが、清書すれば完全に正解が書き出せるかと言うと、ところどころ綴りの写し間違いなどが生じ、100点満点にはならないものです。

語学は「正確に写す」作業が大切です。

正確に写したと思っても、ところどころミスが出ます。

さらにそのミスにも注意しながら、もう一度全部を写しなおします。

お手本が活字でかかれていたら、自分一人でチェックできます。

いずれお手本を見なくても、スラスラ正確に書けるようになります。

中3の生徒も今回からメンバーに加わりました。

基本英作文の確認は英語特講でもしっかりできています。

自主的に高校レベルの教材に取り組んでいます。

その教材を開け、自分のわからないポイントをしぼって的確な質問をしてきます。

中3の今の時点でまだ習っていないことも、独力である程度把握しています。

中1・中2の基礎が確立しているので、関係代名詞も教材の説明だけで「理解」できるようになります。

昨日は「仮定法」まで説明しました。

高校英語のポイントは文法というより語彙です。

頻出単語をまとめた教材も大切です。一つ一つ暗記していく作業は基本になります。

ただし、それだけだとコップで海の水をすくう気分を常に味わうことになります。

文法問題でも、読解問題でも未知の単語と出会い、辞書をひくたび、その単語を「単語ノート」に書き加えていくやり方を伝えました。

頻出単語ベスト1000とか2000とかを1日10ずつ覚えていくやり方は、いわば借金返済の勉強法で、私の提案は毎日10ずつ単語をノートに書いていく「積み上げ方式」、いわばコツコツお金を貯金していくやり方なので、ノートの英単語がだんだん増えていくことを楽しみにできます。

同じ単語を何度も書き加えることも大事です。自分で重要単語が識別できます(何度も書いているとそれは大事だとわかる)。

英単語は、借金と貯金の両輪で攻めるのがよいでしょう。

私は、異年齢の生徒が一堂に会しそれぞれの課題に向き合う姿勢を応援して回っています。

中3の生徒に詳しく説明しているとき、中1の生徒たちはBGMのように難しい話を耳に入れています。これは大事だと思います。

一方、中3の生徒にとっても、中1の生徒と私のやりとりを耳にしながら、基礎の大事さをふりかえる機会になるのではと思います。

個性の塊のような生徒たちですが、それぞれの長所が英語学習を通じて伸びていくことを祈りながら接しています。