数学の感動

山下です。
夏期講習会で数学を担当しています。
各自問題を大事に解いています。
中1生が、ある問題を前にずっと考え込んでいます。
3の15乗の1桁の数は何か?という問題です。
じっさいやってみようか、ということで一緒に3*3=9, 3*3*3=27, 3*3*3*3=81, 3*3*3*3*3~243…と計算したとたん、解放に気づいたようで「わっ!」と大きな声を上げました。数学の感動はこういうところにあります。
数学はスマートな解法をどれだけ知っているかが勝負というところもありますが、最初の一歩、突破口はどろくさく手を動かしながら法則性を見つけていくところが大事なように思います。
英語も数学も上から目線で知識・正解・公式を覚えなさいと指示するよりも、もう一歩で自力で解決できるというちょっと手前まで上手に誘導し、美味しいところは本人が自分の力で手に入れた(=イコール自信になる)という形にもっていけるかがポイントのように思いながら、今回比較的まとまった数の中高生と接しながら苦心する日々であります(そしてそれが楽しい)。