7月の英語特講

山下です。
この日は中1から高3までが集まって私の例の問題をひたすら解きました。

私が高3の生徒なら中1と同じ問題を解くことに強い抵抗を感じると思いますが、その点誰もが基礎の大事さを知っているので、年齢、学年関係なく黙々と問題にとりくみます。

当然学年が上がるにつれて、解答の速度や正確さが増しますが、完璧はなかなか難しく、時折見出される凡ミスを指摘すると、「なるほど」という顔をされます。

でもよく考えたら、スポーツなら当たり前のことに取り組んでいるわけです。

どんなスポーツでも素振りやランニングは欠かしません。

同じ素振りをしても、上級生は上手に、下級生は丁寧にゆっくりと取り組みます。

避けるべきは、自分はもう高校生だから英語の基本はしなくてもよい、とか、やるのは格好悪いと思い込むことです。

英語は中1、中2で習う文法でつまづきを抱えている人が大半だと思います。

これは「思う」というより、私がかつて12年間大学で学生に教えていた時の感想です。

その後学生の英語の基礎力は改善したというより、悪化したという話もちらほら耳に入ります。

会話など、その他の応用は大いにけっこうですが、万事基礎ありきです。

英語の解釈も同様です。

I can’t stand it.のstandは「立つ」ではありません。

My father runs a small restaurant.のrunsは「走る」ではありません。

単語の意味を知らなくても文法の基礎があれば、「立つだとおかしい」、「走るだと意味が変」とピンときて辞書に手がのびます。

そこで得た知識は、単語の丸暗記という揮発性の知識とは別の「わかった!という思い出つきの」情報です。

夏期講習会は、基本的に英語特講を複数日開催するようなものです。

1日だけの参加も歓迎です。