山下です。
この日は体験受講の生徒さんがいたので、個々に課題を与えて取り組んでもらいました。
単語調べに取り組んできた生徒さんには従来通り、引いた単語の品詞を押さえたうえ、その派生語(名詞・動詞・形容詞の形)にも注意を向けてもらいました。
これは今後辞書を使いこなすうえで大事な習慣づけになります。
一方体験受講の生徒さんには、前半は辞書を使った取り組みを行ってもらい、後半は「基本英作文」に取り組んでもらいました。
基本英作文というのは、「AはBである」とか「CはDする」など、英語の基本文型(私の数え方では200足らず)に即した英作文の問題のことです。
市販されている学年別の問題集のうち、「次の日本語に合うよう空所を埋めなさい」とか「次の日本語に合うように単語を並べ替えなさい」といった問題文に出てくる「日本語」のみをエクセルにタイプしたものをデータベースとし、そこから毎回学年・学期別に20問抽出し出力したプリントを生徒に配っています。
この日は「中1の1学期と2学期」の問題50問ほどに挑戦してもらい、その都度ミスを添削しました。
私は一人一人にあったやり方を判断し、課題を提供しています。
進学校に通っている生徒さんの場合、学校の進度は大変速いので、今この時点で「復習」ができるため、途中で「基本英作文」に切り替えました。
一般的な公立中学1年生の場合進度はゆっくりです。その場合、文法の復習よりも、語彙の増強に努めたほうが得策だと私は考えています。
高校生が途中入会しても、私は中3の3学期までの基本英作文が毎回スラスラ100点満点を取らない限り、このプリントにとりくんでもらいます。
私のできることは生徒の語彙と文法の力を極限まで伸ばすことだと自認しています。
つまり、今世の中で強調されている「話す」、「聞く」は他の先生や教材に任せます。