中学英語:分詞と友だちになってもらいたい

山下です。
中学英語のクラスでは語彙の増強に励んでいますが、文法のこともあわせて説明しています。

文法学習のコツは「たまたま」の機会を利用することです。

前回私はたまたま「英語特講」のプリント(中3用)の裏面をメモがわりにいろいろ書き込んでいました。

生徒が中3英語の内容に興味を示したので、中1レベルでわかる範囲で説明しました(間接疑問文の問題だったので比較的説明はしやすかったです)。

続いて辞書の使い方の話になって、生徒がたまたま見つけたある文字について質問してきました。

それは辞書を引いているとところどころに「過去分詞」と書いてあるが、それはなにものか?という質問です。

writtenには「writeの過去分詞」とかかれている、という調子です。

writeは「書く」、でもwrittenはなんと訳せばよいかわからない、という質問内容です。

英語のつまづきポイントを自分から先に質問してくれたのでラッキーだと思いました。

過去と未来、現在と現在完了の違いまで、日本語の例をまじえて説明し、あわせて文法用語として「分詞」が動詞が形容詞の働きを分かち持つことをかみくだいて説明しました(「名詞」、「形容詞」、「副詞」の違いは日本語の例で確認するとわかりやすいです)。

(なおこの「分詞」の話題については福西先生が数日前のブログの記事でふれておられます。>>「ラテン語学習の道中で分詞くんと再会して、彼と友達になれました」)。

この日は長く「寄り道」をしましたが、最後は a car made in Japan がなぜ「日本製の車」と訳せるのかを説明し、いつもの取り組みに戻りました。

学校で現在分詞や過去分詞に出会うのはいつごろでしょうか。「あ、どこかで会ったことがあるな。声をかけてみよう」と思えることは気持ちの面で大事だと思い、私は「たまたま」の機会を生かしてあれこれ繰り返しお話ししています。

以下個人的なつぶやきです。

英文法には腑に落ちないことがたくさんあります。ラテン語との比較で理解できる部分とできない部分があります。He has written a letter.の場合、writtenは受動の意味を失うのでしょうか。He has a car made in Japan.のmadeはじつにラテン語的な用法で直訳もしやすいのですが、英語の現在完了の形(have/has + p.p.)はまことに不思議な形に見えます。I have lost my pen.において、ラテン語学習者の目には、haveは「my pen=lostの状況をもつ」の意味に見えます。「自分のペンが失われた状況を今もっている」が直訳なのでしょうか。

これに対してTwitterで次の記事を教えていただき合点できました。「#2490. 完了構文「have + 過去分詞」の起源と発達