英語特講6月

山下です。
昨日は月に一度の英語特講の日でした。

中1の生徒に初めて英作文のプリント(中1の1学期の範囲)を渡し、「できる範囲でよいので解いてみてください」と伝えました。

ただそれだとまだ習っていないことが多く含まれるので、最低限できることとして、「日本語をいくつかの単語に分解し、それぞれに該当する英語を「和英辞典」で調べてノートに書いてください」と付け加えました。

取り組みを見ていると、「私の本・・」の部分について、「私→I」、「本→book」という形でノートに書いているので、「私は=I」、「私の=my」と伝え、一緒に辞書で確認しました。

表にしてI / my / meを覚えさせる、というやり方はとりません。

我流でよいので、まずは「こうじゃないか」と思って答えを書いてみて、その都度訂正しながら、次第に会得できれば御の字と考えています。

回り道をしながら獲得した知識は定着率が高いです(数学も同じで、すぐに答えを見るのではなく、一問一問粘れるだけ粘って解くのが王道です)。

英語にEasy come easy go.という言葉があり、そのことを思います。この英語は、「一夜漬けで覚えてもすぐに忘れる」と意訳可能です。

中2以上の生徒たちには毎回ほとんど言うことがありません。

いつどこでどう努力されたのでしょうか。月に一度のおつきあいですが、みな二年生になる頃から急に正解率が上がり、毎回20問に1,2問程度注意するくらいです。

みなまじめに取り組む生徒さんばかりなので、私は助かっています。

中1から欠かさず参加した生徒さんは「学校の英語で苦労することはない」という言い方はできると自負しています。

中学英語のクラスでは、現在中1で習得すべき英単語400を一語ずつ辞書で確認する作業を続けていますが、文法の重要事項(例文は200ほどです)を完璧に頭に入れたうえで、あとは高校生が学ぶような単語も含めてひたすら語彙の増強に努めれば、まさに鬼に金棒状態になって高校に進学できると思います。

名の通った大学の平均的大学生でも、ここまで英語の基礎がきちんとできているとは思えないご時世なので、この講座で取り組んでいるような地道な基礎の確認作業貴重だと思っています。