福西です。本日5/27(土)は、古典語の夕べがあります。
「ギリシャ語の夕べ」と「ラテン語の夕べ」の二本立て。
お申込みはこちら。
ギリシャ語の夕べ 18:00-19:30
今回は、古典ギリシャ語に関する「Q&A」という、新しい取り組み。講師の広川直幸先生に直接聞ける、貴重な機会です。独学では、自分の中で無理矢理つじつまを合わせるしかなかった教科書の記述にも、「なるほど、そうか」という解決の光がきっと見えることでしょう。
ラテン語の夕べ 20:00-21:30
『ギリシア・ローマ名言集』(柳沼重剛、岩波文庫)をテキストにした「ミニ講読」という、新しい取り組み。扱う予定の名言は、「ローマの部」の1~10。
そのうち、ここでは奇数番だけご紹介します。(日本語は柳沼訳)
1 omnia vincit Amor et nos cedamus Amori. ──ウェルギリウス『牧歌』10.69
愛はすべてのものを支配する.さればわれらも愛に従おう.
3 Cras te victurum, cras dicis, Postume, semper.
dic mihi, cras istud, Postume, quando venit ?
──マルティアリス『エピグラム』5.58.1
「あすは生きるだろう」と君は言う.いつも「あすは」,「あすは」と君は言う.
ならば言ってくれ,ポストゥムスよ,その《あす》とやらは,いつ来るんだ.
5 et in Arcadia ego. ──出典不詳
アルカディアにもわしはいるぞ.
7 ira furor brevis est. ──ホラティウス『書簡詩』1.2.62
怒りは一時の狂気である.
9 cantabit vacuus coram latrone viator. ──ユウェナリス『風刺詩』10.22
一文無しの旅人は,道中で追いはぎを相手に,歌のひとつも歌えよう.
みなさまのお越しを、お待ちしています!