0311 数学高校

浅野です。

学期末の試験答案が返却され始めました。

Kさんは返却された答案を見せてくれたのですが、事前に自分で把握していた通りの結果でした。具体的に書きますと、微分は応用問題も含めてかなりできている、積分の計算はできたが面積を求めるのがよくわからない、分数関数と無理関数は手をつけられていない、指数・対数の計算はできたが応用問題はできそうでできなかった、といったところです。事前に学習が間に合ったところはできていたので、空疎な励ましではなく文字通りの意味で「やればできる」ということを体験してもらえたとは思います。あとはいかに全部の範囲をやり切れるかです。

そのためには当然のことながら日頃からの学習が大事ですので、早速積分での面積の求め方の練習などを開始しました。前回も書きましたが、新しい範囲を習うときに前提とされる理解があればついて行くのが楽になります。

Cさんからは自分の試験答案をもとにした質問をいくつかされました。

ある問題では、必要性は満たしているが十分性を満たしていないという理由で減点されていました。それはどういうことかと申しますと、与えられた条件なら求めた答えになるけれども、求めた答えを前提として本当に与えられた条件を満たすかを確かめなければならないということです。この点はすぐにクリアできました。

別の問題では模範解答と違うやり方をしたけれどそれでもよいのかと聞かれました。答案を詳しく見せてもらうと、あと一歩で完答できそうでした。それでも部分点がなかったのは、別解の採点基準が存在しなかったせいかもしれません。点数にはならなくても、自分のやり方と模範解答の両方を理解すると実力はつきます。

あとは試験中に解法を思いつかなかった問題と、計算間違いが少しあったくらいです。単純なミスは減りつつあるように感じます。純粋にわからなかった問題は一問もありませんでした。微分に得意意識を持ってもらえるとうれしいです。