福西です。
イベントの告知です。古典語の夕べは、以下の同日2本立てです。
お申し込み方法は、「こちら」からどうぞ。
日時:12月17日(土)18:00〜19:30
「ギリシャ語の夕べ──古典ギリシャ語を読んでみよう」
講師:広川直幸
年の終わりということもあり、今回はある程度まとまった量の原典を読む練習をしましょう。テキストにはプラトーンの『クリトーン』を用います。冒頭を3〜4ページ読む予定です。註釈書には書いていないけれど大切な事柄をメインに、実際に古典ギリシャ語を読む時に私が何に気をつけてどのように読むのかを詳しく解説します。予習なしでも理解できるようにしますが、ある程度事前に読んでおくと理解度が増して楽しめると思うので、余裕のある方には予習しておくことを勧めます。
「註釈書に書かれていない、原典を読む際のノウハウを解説」とのこと。これは、講読をされる方には、虎の巻の内容です。お申し込み時点で、テキスト(資料)を配布します。予習されたい方は、お早めにお申し込みください。
日時:12月17日(土)20:00〜21:30
「ラテン語の夕べ──音楽のラテン語」
講師:山下太郎
ローマの古典作品のテクストにあらわれた音楽への言及をいくつかご紹介したうえで、現在われわれが耳にするラテン語の歌詞のいくつかを取り上げ、ラテン語文法の観点から歌詞の意味を検討します。
こちらも、音楽関係の方には必見(必聞)の内容です。音楽とラテン語、その「両方」に興味をお持ちになれる、そんな「かけ橋」となる内容です。
今年も残りわずか。
古典語の独学者の方にとって、今年の学びをしめくくる、そして来年の弾みをつけるお手伝いとなれば幸いです。