福西です。
『リンゴ畑のマーティン・ピピン』(エリナー・ファージョン、石井桃子訳)を読んでいます。
読んだ個所は、下巻p89-117です。
第4間奏曲です。
勝ち気で利口なジェシカは、マーティンの出したなぞなぞを解きます。
マーティンは彼女を説き伏せ、井戸屋形の鍵をもらい受けます。
ジェシカ「ええ、あげますよ。」
マーティン「それは、さっき、あんたが、ホブのバラが、永久に病気におかされたのではないかと心配したから?」
ジェシカ「いいえ、ジリアンが、あそこにいるなんて、ほんとにまちがっていると思うから。」
ジェシカは、ジリアンが恋人に会わせてもらえないことを嘆いて井戸屋形に引きこもる状況を、「まちがっている」ときっぱり言うのでした。
これで、六人のミルクメイドのうち、まだ鍵を渡さない「恋愛嫌い」は、ジェインとジョスリンの二人だけとなりました。