福西です。(その1)の続きです。
つぎは、詰将棋タイムです。
さっそく、「送りの手筋」で詰ませる問題を解きました。
1)▲8二金打 2)▽同玉 ←ここが「送りの手筋」
3)▲6二竜 4)▽7二金打
5)▲7一銀打 6)▽9二玉
7)▲7二竜
まで、7手詰。
最後は、後手は8二に合駒をしても取られるだけで意味がないので、投了です。これを「合利かず」といいます。
前回の問題は1手詰だったのに、今回は7手詰。いきなり長くなりました。
ですが、逆からじっくり追えば、1手詰の連続です。
つまり、
A)1手詰
B)3手詰
C)5手詰
と、順にたどれば、必ずだれでも解けるようになります。
それなので、最初からむずかしいなと感じる人は、お家の人に、
・A)の1手詰
・B)の3手詰
・C)の5手詰
・最初の問題の7手詰
と、逆順で出題してもらいましょう。
また、よく勘違いされますが、初心者のうちは、詰将棋の答を見ても全然OKです。
「覚える」→「忘れる」→「思い出す」を繰り返しましょう。
次の問題。
1)▲3五金打 2)▽同玉 ←ここが「送りの手筋」
3)▲3三竜 4)▽3四金打
5)▲3六金打
まで、5手詰。
要するに、送りの手筋というのは、「はさみ撃ち」にもっていく技です。
そのイメージが持てるようになると、寄せがうんと楽になります。
(その3)へ続きます。