福西です。
『王への手紙』(トンケ・ドラフト、西村由美訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
4章3「リストリディン、白い盾の騎士について語る」を読みました。
リストリディンは、友人であるエトヴィネムを見た最後の様子を、ティウリに語ります。
エヴィランから戻ったエトヴィネムは、ダホナウト国のリストリディン城に立ち寄ります。そして、何かに追われるように、急いで立ち去ります。
彼はいつもは白い鎧を着ているはずなのに、この時は黒い鎧を着ていました。
様子がおかしいことに気付いたリストリディンは、エトヴィネムに尋ねます。
「裏切りを恐れているのか」
と。エトヴィネムは、「杞憂であってほしいが、エヴィラン王は悪人だ」と言うのでした。
エトヴィネムが去った後、エヴィランの赤い騎兵たちがやってきます。
不安に襲われたリストリディンは、赤い騎兵とエトヴィネムの後を追います。そしてエトヴィネムが、ダホナウト国経由でウナーヴェン国へ戻ろうとする最中に、殺されたことを知ります。
受講生たちの要約です。
S.K.君
見張りの間、リストリディンはエトヴィネム騎士の最後の冒険の一部始終を語る。
Y.Y.君
リストリディンはエトヴィネムのぼうけん、そしてエヴィラン国に侵入しティウリに会うまでのことをすべて話した。
H.F.さん
リストリディンは、エトヴィネムについて話した。エトヴィネムは、エヴィランへ行く時は、白いかっちゅうをつけていたが、リストリディン城に帰って来た時は、赤い騎兵のふりをしていた。赤い騎兵からにげていた。エトヴィネムは、「目的を果たすことができますように!」と願い、フォキアと二、三時間後出発した。その後に、赤い騎兵がきた。だから、リストリディンは、ベンドゥーとともに赤い騎兵を追ったが、分からなくなった。そのあと、リストリディンはエトヴィネムが死んだことを知った。