浅野です。
Kさんは試験も終わり、新しく軌跡の範囲を習っているそうです。新しい範囲といってもこれまでに学習した図形と方程式と直接つながっています。つながっているどころかほとんどそのままです。今回も今までの範囲の理解が試されました。久しぶりだったせいか、一次関数のグラフを度忘れしていました。円の方程式表示などもしょっちゅう登場するので、改めて理解を積み上げていきたいです。
Cさんは指数・対数の計算があまりできないまま定期試験を向かえ、案の定あまりできていなかったと先週に聞いたので、その範囲の宿題を課していました。分量が結構ありましたが、全て終わらせることができました。その練習でいくつか間違えやすい計算パターンが明らかになりました。一つには対数の底が1より小さいときの、対数全体の大小関係です。もう一つには、桁数計算などで必要となる、小数や大きな数の計算です。これに関しては常に注意するとともに、大きな見取りを描きながら計算すると間違いにすぐ気づきます。例えば、「0.4^nを小数で表すと、小数第3位に初めて0でない数が現れるようなnを求めよ」という問題でnが負の数になることはありませんし、0.4^2=0.16、0.4^3=0.064ですから、nはせいぜい10くらいかなという予想はつきます(実際にはN=6, 7です)。
どちらの生徒さんにしても、漠然と全体がわからないという状況ではなくて、ここでつまづいているからできなくなる、という勝負の分かれ目のポイントをズバリ指摘してもらえるので、良いお医者さんにかかっているような気持ちになります。勉強する主体は本人ですが、つまづいている原因がわからないまま努力しても、空回りに終わります。週一のペースで勉強に弾みがつくと思います。(勉強会に参加している場合は週二回の割合)。