福西です。
(その2)の続きです。
対局は、私との指導対局です。
各受講生に横一列に着席してもらい、それぞれの前に盤を並べて、私が端から順に指していきます(私の持ち時間は、1手2~3秒)。
全員、八枚落ち(王、金、歩)からスタート。
勝てば、一枚ずつ駒を増やして、七枚落ち→六枚落ち→…平手と進んでいく予定です。
この日、Itsuちゃんは私に勝ちました。
勝因は、
・自玉を安泰にして、隙を作らなかったこと。
・竜と馬で連携して攻めたこと。
・相手の金をはがして、その金を寄せに使えたこと。
です。
Ken君、Renji君、Rei君、Seiyo君は、残念ながら私に敗れました。
敗因は、
・寄せの手筋がまだ見えていない(竜が使えていない)こと。
・その間に入玉されたこと。
・と金をいくつも作られたこと。
・両取りの手筋をくらって、大事な駒を取られたこと。
です。
全員、序盤で馬と竜を成ることに成功しました。
中盤でも、いい手がそれぞれありました。
前回体験参加、今回2回目のRei君は、夏休み中に家で練習したという成果がありました。王手をたびたびかけていました。
全員の課題は、終盤です。
「竜と他の駒(馬か銀)を連携させる」という手が指せれば、寄せきるまで、あともう一歩です。
毎回、前半時間を使って、手筋のレクチャーはします。ですが、実戦でそれを指せるかどうかは、別問題です。そこが将棋の難しさであり、面白さです。
ぜひ、自分の頭で「手筋」を指せるようになりましょう。応援しています。
対局が終わったら「負けました」「ありがとうございました」と言って、盤と駒を片付け、全体でも挨拶をして、帰りました。
今日は1局でしたが、「寄せ」が見えるようになれば、2局、3局と指せるようになっていきます。
対局時間も、これから増えていくので、安心してください。
また次回、楽しみにしています。