幸い、雨が止んでくれました。
この日は、前々回に行った粘土づくりとは、違う方法での粘土づくりに挑戦。前回は、これまで少しずつ私や他のクラスで山へ行った際、少しずつ集めてきた原土を使いましたが、今回は、自分たちで原土となる粘土質の土を探し出すところから始めます。
大きなシャベルを数本担いでみんなで山道を行くと、昨日のまとまった雨によって、山道の落ち葉がおしのけられて、川が流れた跡のようになっていました。それをみた一人がおもむろにスコップでその場所を掘っていくと、よい感じの黄色っぽいもちもちした土が出てきました。灯台下暗し、いつも歩いていた場所に、粘土がありました。
ただ、あまり掘ると、みんなが歩くところですからボコボコしてはいけません。薄く削ぐようなかたちで、ちょこっとずつ土を頂きました。
さらに森の奥のあちらこちらの地面を調べ、適した土が色々な場所から見つかることを発見しました。
土の重さをその手に感じながら、みんなで教室の縁側まで土を運び、いよいよ「水ひ」という作業に入ります。水を張ったバケツにかき混ぜながら土を入れ、浮いてきた汚れをせっせと編みで濾し取りました。そんな作業をしたところで、この日のクラスは終わりました。
みんな、夢中になって取り組んでくれました。
(担当 梁川)