「海の王国」を読む(ことば2~3年、2022/6/8)

福西です。

『海の王国』(ジョーン・エイキン、猪熊葉子訳、岩波書店)を読んでいます。

「9 金の毛皮を着た雄羊と百頭のゾウ」を読みました。

金毛羊というと、ギリシャ神話(アルゴ号の冒険)でうたわれた昔から、「またとない宝物」の代名詞です。

ロシアのマルコという地主が金の毛皮の雄羊を持っており、それを妬んだ大臣が、王に入れ知恵します。

無茶な課題を与え、失敗したら死刑にして、金の羊を取り上げようとします。

その課題というのが、一つは、ブドウの種を植えてから一週間で収穫すること。もう一つは、百頭分の象牙で塔を建てること。

しかし、民話ではよくあるように、不思議な女性(妖精)が手伝ってくれて、マルコはどちらもクリアします。

最後は、マルコはゾウに乗ってアフリカまで行く、という奇想天外の話でした。