雨天のため、室内で粘土づくりの取り組みをしました。
「粘土でつくる」のではなく、「粘土をつくってから、つくる」取り組みです。
原土は、これまで森へ行った際に少しずつ採取させて頂いたものを使用します。
粘土の作り方として、
①はたき…原土を砕いてふるいにかけて細かくする。(それを水と合わせて練る)
②すいひ(水簸)…原土をある程度砕いてから、水バケツの中でかき回して放置、上澄みを捨てる。
の2通りを紹介しました。
②は時間がかかるので、事前にこちらで仕込んでおいたバケツの中身を見てもらいました。そのままでは水気が多くドロドロなので、そこから余分な水分を取り除きます。
みんなが選んだ方法は①で、ひたすらふるいで土を細かくして、最後に少しずつ水を足しながら練り合わせました。本当は①も②も、そこから「寝かせる」(長いときは数年という単位で)という工程を経ると粘り気が増すらしいですが、捏ねたてのもので、動物や雪だるま、カブトムシや火山など、思い思いの形に成形していきました。
こんな取り組みをしながら、粘土、或いは土が、私たちにどんな恩恵をくれているか、について、みんなに問いかけ、考えてもらうようにしています。
(担当 梁川)