かいがB(2022-06-02)

春学期3回目の記録。

前回は屋外でのスケッチで終わりましたが、今日こそは、「赤・青・黄」と「白」の絵の具だけを使って、色をのせていきます。

その前に、最初に何も持たずに、先々週の授業でスケッチしていた場所にみんなで行って、改めて、木々の様子や色・形に目を凝らし、心の中に溜め込む時間を15分ほど設けました。

今日もミツバチが花粉をぶら下げて飛んでいましたし、あかちゃんカマキリも発見しました。また、「ここだけ草が動いているよ」とKちゃんが指差したクローバーをかきわけて根本を見てみると、オケラがいました!なかなかお目にかかれない虫なので、手にとってみんなでよく観察しました。Yちゃんと私が、両手で包み込むようにして持ってみましたが、手の隙間にぐいぐい潜ろうとする力が強くて、「痛こそばゆい」といった感覚でした。

そんな脱線もありつつ、教室に戻って、混色の実験開始です。

最年長のYちゃんは、狙った色を、割りとすいすい作り出すことが出来ていて、さすがでした。また、K君もさすがで、自由自在に色々な色をつくると、雲が浮かぶ夕焼け空の絵を完成させました。

1年生のKちゃんは、混色のコツをまだ掴めないでいましたが、横で私も実演して、ヒントを出しながら、トライを続けました。

よくあるのは、1箇所に、上から色を継ぎ足し継ぎ足しして、色がどんどん変わっていき、元に戻れない、という状態です。勿論、そうした変化をとことん実験して楽しむ時間が大切です。

三原色から「茶色」を作るのは、なかなか難しいものです。ほんのちょっとの絵の具の分量の加減で、色ががらっとかわることを、この日Kちゃんは覚えてくれたのではないでしょうか。

また、混色の実験にチャレンジしましょう。

(担当 梁川)