オンライン開講中『日本文化論を読む』クラスでは、受講生と相談してその都度課題図書を決め、ゼミ形式の授業を行っています。
現在の課題図書は、吉本隆明『改訂新版 共同幻想論』(角川ソフィア文庫)です。
読み始めて3回のクラスが終わった時点で、第一章にあたる「禁制論」までを読み終えたところで、次回6/2(木)からは「
まだまだ、序盤です。
ご参考まで、下記に出版社HP掲載の情報をご紹介致します。
この課題図書に入るタイミングで受講生も増え、質疑応答がより活発になっていると担当の中島先生から伺いました。
他の人の質問が、自分にとっての学びにもなるのがクラスのよさだと思います。
本書や、このクラスに興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
「クラス体験」も可能です。
国家とは何か。そして国家と自分はどう関わっているのか。「国家は共同の幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である。もっと名づけようもない形で、習慣や民俗や、土俗的信仰がからんで長い年月につくりあげた精神の慣性も、共同の幻想である」。原始的あるいは未開的な幻想から〈国家〉の起源となった共同の幻想までを十一の幻想領域として追及。自己幻想・対幻想・共同幻想という三つの構造的な軸で解明し、まったく新たな論理的枠組みを提言する「戦後思想の巨人」の代表作。解題・川上春雄、解説・中上健次
目次
角川文庫版のための序
全著作集のための序
序
禁制論
憑人論
巫覡論
巫女論
他界論
祭儀論
母制論
対幻想論
罪責論
規範論
起源論後記
(KADOKAWA ホームページより)
(事務担当 梁川)