福西です。
『海の王国』(ジョーン・エイキン、猪熊葉子訳、岩波書店)を読んでいます。
7『ベニスの王女さま』を読みました。
セルビアとイタリアのベニス(ヴェネチア)が舞台です。
ほかにも、コソヴォ、ブルガリア、トルコといった地名が出て来たので、それぞれ地図で確認しました。
(Google Mapより)
このお話は、セルビアの王様が妻をもらう話です。相手は、美しいと評判のベニスの王女。
ベニス側は「何人連れて来てもよいが、ただし王の甥の二人は連れてきてはならない」と言います。
甥の二人は王を警護できないことを嘆き、母に相談します。
すると、王も知らない三人目の甥ミロシュがいることを明かし、彼を代理に立てます。
ミロシュはさっそくブルガリア風に変装し、王の行列に加わります。
そしてベニス側の出した三つの試練を、みなに代わって、ことごとくクリアします。
そのおかげで、王は妻を得ることができます。そしてやっと、王はミロシュが自分の甥だと気づきます。
貴族の出てくる話は、甥やら叔父やら、国の場所やら、関係性をつかまえるのがややこしいなと思いながら読みました。