0903 数学高校

浅野です。

約2ヶ月の夏休みを経てこのクラスも再開しました。夏休みは数学に集中して取り組むにはよい時期です。他方で夏休みに数学に全く触れていないと感覚を戻すのに苦労します。私は夏休みを利用して数学の苦手分野をもう一度おさらいしようと計画していたのですが、予定の6割くらいしかできませんでした。それでも少なくとも感覚は鈍っていないです。

Kさんには夏休みに宿題を大量に渡していたのですが、それを全てやってきてくれました。おかげで数学の感覚が鈍っていないどころか、鋭くなっていたように感じました。といいますのも、点と直線の距離を求める公式が理解できないと質問してくれたのですが(d=|ax1+by1+c|/√a^2+b^2というややこしい公式です)、それを順を追って説明するとスムーズに理解してくれました。二直線が直交⇔傾きをかけたら-1、二直線の交点の座標⇔連立方程式の解、二点間の距離の求め方といった、この公式を導くのに必要な理解が全てできていたからです。基礎から理解を積み上げていけば難しいことでも理解できるということを示してくれました。

Cさんは夏休み中に受けた模試をまず見せてくれました。本人は数学が足を引っ張っていると言っていましたが、基本問題は完璧でしたし、難しい問題のいいところまでいって少しだけ間違えたという答案だったので、よくがんばっているなと感じ、そのように伝えました。

学校では指数関数・対数関数の範囲に入っているようです。まずは分数や負の数の指数になれることで、それらの計算問題を解いていました。油断をすると指数を足すべきところをかけてしまったりという間違いをすぐにしてしまうので、多くの計算練習をすることをおすすめします。