福西です。
『王への手紙』(トンケ・ドラフト、西村由美訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
3章「4 灰色の騎士たちとの戦い」を読みました。
ティウリは4人の灰色の騎士によって、決闘の場所に連れていかれます。1対4という不利な状況。
見方によっては、1章で白い盾の黒い騎士が赤い騎兵たちに囲まれて殺された状況と似ています。
ティウリは文字通り体を張り、無実を証明します。
ティウリは灰色の騎士たちのことを「赤い騎兵の仲間」と呼び、灰色の騎士たちもまたティウリのことを「赤い騎兵の仲間」と呼びます。そのことで、お互いの思い込み、誤解に気付きます。
そこへ城主のラフォックスが現れ、両者を仲裁します。
受講生たちの要約です。
S.K.君
ティウリは、城主やラヴィニアにもらった武具をつける。
ティウリは、灰色の騎士たちに連れられ中庭へ行く。灰色の騎士たちは、復讐をするべく、ティウリとの決闘を始める。
ピンチになったティウリは、必死に「面頬のうしろにいるのは、ほんとうに騎士なのか? 赤い騎兵ではないか?」と問う。ティウリが赤い騎兵ではないと気付いた灰色の騎士は、復讐を止める。彼らは、リストリディン、ベンドゥー、エヴェイン、アルヴァウトと名乗る。ティウリもまた、彼らが白い盾の黒い騎士の友人だと気付き、騎士の最期について語る。
リストリディンは、ティウリへの誤解に謝罪し、ティウリを追った理由を説明する。
Y.Y.君
ティウリは灰色の騎士のたてもちに中庭につれてこられた。灰色の騎士の一人がむかってきた。ティウリはしゅうどう服をぬぎすて、戦った。
ティウリが「赤い騎兵ではないのか」というと、戦いが止み、話し合いになった。そして灰色の騎士たちは、ベンドゥー騎士、エヴェイン騎士、アルヴァウト騎士、そして銀のつのぶえの騎士は南のリストリディンと名乗った。説明するよう城主に言われ、ぬれぎぬだったことをあやまった。
H.F.さん
ティウリは果てしなく長いかいだんを下りた。城は、とてもしずかだった。ようやく中庭についた。騎士の合図で太こをたてもちがたたきはじめた。ティウリは騎士にどうしたいのかきくが騎士たちはこたえない。とつぜん、騎士がティウリにおそいかかってきたので、ティウリは走ってにげ、しゅう道服をぬいだ。その後、騎士とティウリの会話で、灰色の騎士の名前が分かる。ティウリは、なぜ灰色の騎士が自分を追ったのか、どうしたいのかをまたきく。自分の正体もあかす。城主があらわれ、ティウリにさんせいし、騎士はそのわけをはなす。