浅野です。
Kさんは複素数の導入から判別式、解と係数の関係、剰余定理、因数定理、そして高次方程式という一連の代数的な範囲のおさらいをしました。たまには少しつまずきながらも、順番に一つずつ進んでいくことに時間が経つのも忘れ、気づいたら終了時間になっていました。本当はベクトルもしたかったのですが、それは自習にしてもらいましょう。すべきことは一つ一つ着実に進んでいくことだけです。そういうわけで、夏休み用の教材として、これまで高校で習った範囲を総復習するドリルのようなプリントを渡しました。Kさんの今の理解度を参考にして、自分で進めるように作ったつもりです。特にどこまでしなければならないといった範囲の指定はしないので、自分のペースで進めてもらえたらと思います。
Cさんは三角関数も山場を迎え、加法定理とその応用で和→積、積→和の変形、三角関数の合成と進みました。この範囲はとにかく加法定理に尽きます。これさえマスターすれば2倍角や半角の公式は覚えるまでもありませんし、和→積、積→和の変形や合成もすぐに導けます。Cさんはこちらから言うまでもなくそうしたやり方を実践してくれていました。とはいえ実際の運用には慣れが必要ですので、今回はみっちりと練習を積みました。
お書きになったエントリーを読ませていただきながら、それぞれの生徒さんが夏休みにどれだけ復習できるかが、今後の飛躍を果たす上でのポイントのような気がします。春学期も終わりましたが、毎回の授業内容について、このブログにアップしてくださったこと、有り難く思っております。