山下です。
山の学校の母体となる幼稚園のブログに書いた内容を転載します。
憲法は国の理念を表すものだと思います。
理念という言葉は日常敬遠されがちな語彙のようですが、私は大事にしたいと思う言葉の一つです。
家族は家族で、学校は学校で、会社は会社で理念を共有してこそ、なにか問題が起きてもそれぞれの理念に照らして話し合うことで合意を形成し、前に進むことができます。
幼稚園の日々の活動は実践の連続ですが、細かな軌道修正は常に理念に照らして行っています。
本園の理念は今の世の中のニーズと乖離していると言われるかもしれません。
現実を見て、理念の修正をした方がよいのでしょうか。
幼稚園は幼児教育を行う場であり、厳密な意味でサービス業ではありません。
現実に合わせてその都度軌道修正すると、朝令暮改となるでしょう。
朝令暮改と羊頭狗肉は教育機関がもっとも避けなければならないことだと思います。
本園の理念は放課後の私塾の活動にも生かされています。
10年、20年先に「よかった」とふりかえっていただける教育をめざして、教職員一同力を合わせて取り組んでまいります。
山の学校の理念はハウツー全盛の今の時代のニーズとずれがあるかもしれません。>>山の学校の理念についてのエッセイ集はこちら
老若男女問わず、人が人生を充実して生き切るために必要な何かをここで吸い取り糧とし、よりよい未来に向けて前進していただけたらと願っています。