しぜんC2(2022-04-25)

春学期1回目の記録。

この日は、火曜日クラスから移動されたRenji君をお迎えし、新たにスタートとなりました。(T君お休み)
また、真夏日と思えるような記録的な暑さで、4月末なのに、部屋の温度計は30℃に達していました。

クラスでは、昨年度の最後の方、森の竹林エリアが活動の中心になっていたこともあり、そろそろ筍がシーズンなのでは、探してみよう!ということになりました。そして、あまりの暑さに「沢へ行こうよ!」という声も上がっていたので、時間が余れば沢へ向かうことにしました。

竹林について、辺りを見回しますが、筍らしき姿はどこにもありませんでした。

「やっぱりまだ早かったかな・・・」半分がっかりしながら、みんなでもう少し奥へ進んで斜面の下の方を見やると・・・1本ありました!

斜面は段々になっていますので、その1本を頂こうと、一段降りて近づくと、その隣にもう一本発見!みんなは大喜びです。

そのようにして、視点を変えるごとに、斜面の段差に遮られて見えなかった筍を発見することができ、結果的には30〜40センチ地面から顔を出した筍でしたが、ひとりひとつずつ、収穫することができました。
「山の恵ですから、有難う、有難う、という気持ちで採らせてもらいましょう」スコップを筍の根本近くに突き立てるみんなに、そう声をかけました。

少し離れたところも探してみよう、Ritsu君がむかった先に、巨大な筍がそびえていました。筍と呼ぶには大きすぎる1mあまりの背丈です。これを採ろう!とはりきって知らせにいったRitsu君に、Renji君が駆けていき、二人で抱きかかえるようにして、その大きな筍を採ることに成功しました。

運良く、発達した根っこの様子も見ることができ、ものすごい迫力です。

「いつもお世話になっているから、これは先生の分ね!」Renji君がそのように言ってくれました。ちょうど「かいが」クラスのある週なので、絵のモチーフにさせてもらうね!と答えて、教室まで担いで行きました。

Ritsu君はその巨大筍をお母さんに見せる!というので、石段下まで持っていって、お母さんをびっくりさせていました。

このように、クラスでは、しぜんの恵を大いに享受し、喜び、感謝する時間も大事にしています。

(しぜん担当 梁川)