福西です。
『王への手紙』(トンケ・ドラフト、西村由美訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
2章4「追いはぎ」を読みました。
指輪を身に着けていたことがあだとなります。盗賊の森の近くで盗賊たちに囲まれ、ティウリは指輪を死守しますが、かわりに黒い馬を失います。ティウリが泣いたのは、白い盾の黒い騎士が死んだときと、これが二度目です。
受講生の要約です。
S.K君
ティウリは、森を行くと中、追いはぎ達に囲まれる。馬と指輪に目をつけられるも、なんとか指輪は守る。黒い馬を失ったこと、あふれだした不安により、ティウリは泣く。
H.Fさん
ティウリは木の枝を武器にして、旅を再開した。森の中でと中追いはぎに出会う。指輪をわたせといわれたが、ことわると、指をきるといわれる。追いはぎの頭はその勇気に感心し、通すが、黒い馬はもらうという。ティウリは、指輪を守ったが、馬をうしなったことをなげいて泣いた。
Y.Y君
ティウリは夜、森で追いはぎに会い、手につけていた指輪をうばわれかける。が、ティウリの勇気に追いはぎはおどろき、指輪を守りきった。が、馬をうしない、泣いてしまう。
指輪は、ティウリにとっては導きの星であり、希望の象徴です。それを失うことは、ティウリにはありえないことでした。
一方、黒い馬を失ったことで、ティウリは徒歩で進まなくてはならず、任務はいよいよ困難なものとなりました。