福西です。
『王への手紙』(トンケ・ドラフト、西村由美訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
2章3「角笛のひびき」を読みました。ティウリは指輪を見て、勇気づけられます。
指輪は(…)遠くの星のように弱い光だが、はっきりと見える。それは、白い盾の騎士からの最後のあいさつのように思えた。そして、ティウリが誓った約束を思いおこさせてくれているように思えた。涙があふれそうになった。
この涙は、死んだはずの騎士が脳裏によみがえったことと、そのイメージから励まされたことによる、うれし涙だったのでしょう。
受講生の要約です。
H.Fさん
ティウリはふたたび出発する。ティウリは角笛を持つ人たちをみかける。角笛を持っている人たちは、ティウリに気づかずに通りすぎて行った。そして、ティウリは「行くぞ!!」という声をきく。
しばらくしてくぼ地にでた。小川が流れていた。ティウリはねむった。が、目を覚ます。まっくらだった。ティウリはかがみこみ、小川の水を飲んだ。その時、不思議なものが目に入る。ホタルだと思い、つかまえたものは、死んだ騎士からもらった指輪だった。遠くの星のように弱い光だがはっきりみえる。白いたての黒い騎士からのさいごのあいさつのようだった。指輪をはめたティウリは、この指輪が自分をまもりみちびいてくれるとかんじる。そして、ティウリはかなり遠くまで進んだ。
そしてまたねむろうとした。半分ねむりかかった時、また角笛が鳴りひびいた。そして、ねむった。
Y.Y君
ティウリは角笛をもった騎士たちをみつける。騎士たちはティウリにきづかなかった。夜、川で死んだ騎士のゆびわを思いだし、泣きかける。そのあとティウリはねむった。
S.K君
ティウリは、森の中で若者の声を聞く。ティウリは、とっさにかくれる。狩りの一行の仲間だとティウリは思う。
ティウリは、安全そうなところで眠った。目を覚ましたとき、辺りは真っ暗だった。手探りで小川まで行き、かがみこんで水を飲んだ。ティウリは、光を放つ指輪に気付いた。ティウリは、白い盾の黒い騎士の最後のあいさつのように思えた。ティウリは、首からかけていた指輪を指につけた。自分を守り、導いてくれるという思いで。