高校生かず

福西@数の世界です。

今学期は、サクシード(学校で使っている問題集)を、もう一度紐解いてもらって、曖昧なところがないかどうかチェックしています。

問題集を一回解いただけでは、そこに集められたAという解き方で解ける問題群、Bという解き方で解ける問題群、Cという解き方で解ける問題群…の、個々の解き方の練習(いわば型を覚える練習)にすぎません。

そこで次のステップは、ランダムな問題群で、「これはAの問題群なので、Aの解き方」といった、問題(型)の「区別」(いわば実践)です。その区別がつけられるようにしたいというのが、生徒からの要望でもあったので、今回ぜひそれを目的にしようという話をしました。

初回は、「極限」のところをしました。そこでは

 A 有限な値
 B +∞、-∞
 C 極限はない

という三つの答になる問題を、それぞれ分類できた(特にBに自信を持って∞と答えられるようになった)こと、また

lim f(x) < ∞ , lim g(x) < ∞ ⇒ lim f(x)g(x)=lim f(x) lim g(x)
の使いどころ

をマスターしたことは、大変自信になりました。(その詳細を書ききれないのが残念ですが…。ただ生徒にはもちろんそうですが、私にも有益な発見があって、やはり基礎をおろそかにすることはできないもんだなと感じました。)