しぜんC1(2022-01-31)遊具を作り出す

しぜんC1(2022-01-31)の記録。

クラスの男の子たちは教室につくと、クラスが始まるまでの休み時間、最近は折り紙をして待ちます。その中で、何故かナイフの形を作るのが最近流行っていました。

それならば、とみんなに提案したのは、折角の「しぜん」クラスなので、森で手に入る材料でそうしたものを作ろう!ということでした。

それに、作らなくたって、最初からそのまんま、ナイフみたいな形をした枯れ枝や木っ端があったり、他にも動物の形に見えたり、昔のSF映画に出てきそうな光線銃のような形をしたものや、かっこいい剣のようなものまで、森には落ちていることが多々あります。

目的が決まると、あとは自ずからクラスは流れていきます。

材料に竹、使いたいなぁ、と誰かが呟いたことで、竹林に向かいました。久々に来た場所です。そして、あたりに間伐されて横たわっている竹や、昔台風で折れ曲がってしまった竹などを物色しているうちに、小物づくりを飛び越えて、遊具づくりへと展開していきました。

この日に出来上がった遊具や遊びと言えば

・竹のすべり台(すべり棒)
・竹のシーソー
・竹渡り(地面に横たわった竹や、斜面に立てかけられた竹の上を伝って歩くあそび)
・竹うんてい(ある程度の高さに竹を渡してぶらさがる)
などが、次々とすごい勢いで、みんなによって創造されていきました。

他には木登りもしましたし、木登りをしたあと、隣に生えている竹を滑り棒にしてしゅーっと降りる遊びも生まれました。

勿論、当初の目的のように、ナタで割った竹をひたすら削って尖らせる人も。

クラスが終わり、「今日はたのしかったなぁ〜」とつぶやく生徒さんの声に充実感が感じられ、こちらも嬉しくなりました。

与えられた遊びではなく、作り出す遊び。森には全てが詰まっているなぁと、何年講師を続けていても思います。

(しぜん担当 梁川)