イタリア語講読クラスで現在読んでいるテキストの進捗状況、および、4月からのテキストについての最新情報です!
2月現在、「Quattro storie d’amore (4つの愛の物語)」は3つ目の物語の半分ほどまで進み、冬学期中に読み終える見込みです。
4月からはマッテオ・マランゴーニ(Matteo Marangoni)の美術論、“Saper vedere” を読み始めます。1930年代に書かれたもので、イタリア美術論の基本文献の一冊として位置づけられています。時代的・思想的にパウル・クレーの『造形思考』に近いものですが、著名なイタリア美術を用いてその「見方」を論じ、イタリアのフォルマリズム論としてはロベルト・ロンギと双璧をなしています。
イタリア語としてイタリアの美術論は一般的に難しく、マランゴーニの文章もそれほど簡単ではありません。とはいえ啓蒙書ですから難しすぎることもないレベルです。最近このクラスでは音楽に関わる文章を扱う機会が多かったのですが、イタリアは美術の国でもあり、今回のテクストを選択しました。全てを読むことを目標とせず、まずはしばらく読んでみてから、同じものを読み続けるかどうかを考えていきます。
興味をお持ちの方はお問い合わせ下さい。(テキストはこちらでご用意いたします。)
以上、イタリア語講読クラスページより。
冬学期の途中からでも、4月からでもご参加いただけます。クラスの様子を実際に知りたい方は、「クラス体験」していただけます。(オンライン受講にも対応!)
(事務担当 梁川)