キケロー『老年について』講読中

毎週水曜に開講しているラテン語初級講読Bクラスでは、2021年9月から、キケロー『老年について』を読み進めています。

内容やペースのご参考までに、以前に『老年について』を読みはじめた年の記事に、次のような記載がございました。

クラスではキケローの『老年について』を読み進めております。受講生は各学期それぞれで入れ替わりがありましたが、現在は春学期に初級文法クラスを修了されたTさんお一方がSkype経由で参加されています。9月に作品冒頭から読み始め、1月末現在で26節まで進みました。開始当初は初級文法での規模に比べ格段に長い文章に戸惑われていた様子でしたが、現在は註釈で取り上げられていた修辞上の技術にも注目し、それらを独自に見出そうとする姿勢も出てこられたようです。キケローの文章はそのようなテクニックの宝庫とも言えるものですので、文法的把握や内容確認を踏まえた上で、関心の幅を更に広げて頂ければと期待しております。

『ラテン語初級文法』, 『ラテン語初級講読』A・B・C, 『ギリシャ語初級文法』B クラス便り(2020年3月)より抜粋

担当の山下大吾先生によれば、山の学校では既に幾度か『老年について』を読了しているそうで、毎回およそ2年間をかけています。そのため、まだまだ続きます。途中参加歓迎です。

幾度読んでも尽きない新鮮さがあるのでしょう。是非、そうした古典のよさをクラスに参加され、味わって頂きたいです。オンライン授業にも対応しております。お申し込みをお待ち致しております。

(事務担当 梁川)