「ぬすまれた夢」を読む(ことば2年、2022/1/5,12)(その3)

福西です。

(その2)の続きです。

以下、『さけぶ髪の毛』の物語のポイントをまとめました。

 

【物語のポイント】

1)猫のひげを切ったのは、無意識のうち
→罰は、無意識から受けている

2)罰は容赦なく、長い。けれども、終わりがあること

3)クリスティーナには、「少なくとも、これで一本へったわね」といったユーモアがあること

4)髪の毛は、ぬいてもぬいても生えてくること
クリスティーナにとってはイヤなこと。それを逆に利用して、バイオリンの予備の弦をつくったり、湿地をうめ立てたり、氷山をこわすといった問題を解決する

5)クリスティーナは、まえ向きであること
→髪の毛の声がいやらしいければいやらしいほど、それに負けまいとして、クリスティーナの心は立派になる
→髪の毛の声を呪ったり、それのせいにしたりすると、心が曲がってしまう

6)髪の毛のいやみには、詩や音楽のきき目があること
→それによって、クリスティーナの才能が花ひらく

7)王国には、見て見ぬふりをしていた問題があること
→国歌には「われらの国は自由。この上もなくしあわせ」とある。それなのに、現実には「うしろ向きの人々」という不幸せな国民がいる。それをクリスティーナは解決する。

8)国民が、クリスティーナの苦しみをわかってくれること
→自分だけが苦しいのではなく、みんながそれぞれ苦しみをかかえているということ
クリスティーナの女王としての成長
わたしは大変だ(から、なにしてもいい)→暴君
みんな大変だ(から、なんとかしてあげたい)→名君

→女王と国民が、おたがいを大事に思いあう

9)ほんものの両親が氷山に閉じ込められている間も、名付け親はちゃんとクリスティーナを守っていること
→この場合は、試練を与えている